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2017年1月4日最終更新

タンガニイカ湖で見たトリたち


調査の合間に撮ったトリの写真です。


fish eagle
2010.9.10撮影
African fish eagle、和名はサンショクウミワシ。 ザンビアの国鳥で、国旗にも描かれています。 でもザンビアの人に聞くと、国鳥になっているのはザンベジ川ので、タンガニイカ湖のではないそうです(ザンベジ川には有名なビクトリアの滝があり、タンガニイカ湖とはつながっていません)。 ちょっと負けた気分。



vulture
2010.9.7撮影
ハゲワシの仲間です。 長年調査している隊員が「初めて見た」と言っていました。 2010年から数年間いましたが、その後、再び見なくなりました。 何だったのでしょうか?



vulture2
2010.9.7撮影
同じくハゲワシの仲間です。



kite
2010.9.7撮影
こちらはトビの仲間(ニシトビ?)。 このトリはいつでも、湖畔で見られます。 シッポの形が特徴的。



cormorant
2016.11.12撮影
ウの仲間です。 湖畔の木に鈴なりになっていました。 ボートが近づくと一斉に飛び去ってしまいました。



heron
2016.10.26撮影
サギです。湖畔に佇んでいました。



gull
2016.11.1撮影
ひとはくの三原さんによると、ユリカモメの一種の冬羽だそうです。 海から飛んできたのでしょうか?  魚を貰えると思ったのか、しばらくボートの後をついてきました。



gull
2015.9.18撮影
これ(小さな点々)もユリカモメの一種でしょうか?  漁師さんの小舟に群がっていました。 なんだか「銀河鉄道の夜」のトリを捕る人みたい。



owl
2010.9.15撮影
メンフクロウの仲間。 ある朝、庭の木に止まっていました。 この日は休みで、一日中様子を見ていたのですが、いつまでもじっとしていました。 昼ご飯をベランダで食べていると、興味深そうにこちらを見ています。 目が合ったので首をクイックイッて動かすと、向こうも同じ動きを・・・。 意思疎通できた気がして、ちょっと感動しました。 この日は夕方までいましたが、いつの間にかいなくなってしまいました。 数日後にまた来ましたが、今度はすぐに飛んで行ってしまいました。 同じ個体だったのでしょうか?



pied_kingfisher
2015.11.4撮影
ヒメヤマセミと思われるトリ。 毎朝、湖岸の同じところにいました。



sunbird
2010.9.16撮影
庭によく来るトリのひとつで、タイヨウチョウの一種です。 ハイビスカスの花と比べると、その小ささがわかります。



sunbird2
2010.9.16撮影
花の根元から蜜を吸っています。



bird
2015.11.1撮影
ヒヨドリの仲間です(たぶん common bulbul)。 これも庭によく来ます。 現地ではマンポリオ(マンポリヨ?)と呼んでいます。 写真は見えづらいですが、2匹います。 つがいでしょうか?  木に止まって、「ピョッピッピロピ」とか「ピッピョッピョッピロリ」と鳴きます。 「ピョッピッピロピ」の最初の「ピョッ」は聞き取りにくく、「ピッピロピ」と聞こえます。 守衛のシムカンジェは、「スィッポテト(sweet poteto)と鳴くんだ」と教えてくれました。



bird
2015.11.1撮影
マンポリオがホバリングしながら木の実(マンカンガラ)を食べています。



bird
2015.11.1撮影
見事にやられました。 残りは、みんなで美味しく頂きました。



bird
2015.10.13撮影
庭によく来る小鳥(たぶん african firefinch)。 地面でついばんでいることが多いので、日本のスズメのニッチにいるようです。 現地では、カティンディーリと呼んでいます。 ザンビアの5ングウェ硬貨の裏に小鳥の絵が浮き彫りになっていますが、現地の人は「この鳥だ」と言っていました。 本当かどうかは不明(ネットで調べたら、コインのトリは Zambezi Indigobird らしいです)。



crow
2009.9.20撮影
ムナジロガラス。たくさんいます。 現地名はムヮコレです。



chicken
2010.9.4撮影
食用に買ったブロイラーです。 この鶏は人懐っこく、人の後についてきたり、膝の上で寝たりします。 おかげで情が移ってしまい、食べられなくなってしまいました。 そのため、コッコちゃんと名付けて飼うことにしました。 人懐っこいのは、家禽としての品種改良の結果でしょうか?

このブロイラー、肉が柔らかいのに、ビレッジチキン(次の写真)より安いのです。 育てるときに薬(抗生物質?)をたくさん使って、危険だからだそうです。 「買ってから半年は庭に放しといて、薬を薄めてからでないと食べられない」と言ってる人もいました。



village chicken
2005.10.21撮影
ビレッジチキンの大人。 ブロイラーより精悍です。 すぐ逃げるので近づけません。 膝にも乗りません。 庭先で放し飼いにしているのをよく見かけます。 特別な餌を与えていないので、その辺の虫などを適当に食べているのでしょう。

このトリ、自由にウロウロするので、よその庭に勝手に出入りします。 それで以前、よそで産んだ卵の所有権が問題になったそうです。 つまり、卵はトリの所有者のものか、土地の所有者のものか、ってことです。 その結果、土地の所有者のものになるという決まり(法律みたいなの?)ができたそうです。 こういう細かいことまで決まっていることに驚くとともに、争いごとを嫌うザンビア人らしいなぁ(決まりがあれば、争わなくても解決する)、と感心したのを憶えています。



guineafowl
2005.9.27撮影
食用に「私が」買ったホロホロチョウです。 しかし、サンプル処理で夕食が遅くなった隙に他の隊員に食べられ、首の部分しか残っていませんでした。 味はよくわかりませんでした。



eggs
2015.11.6撮影
右上の大きくてまるっこいのがニワトリの卵、左下の小さくてちょっと尖っているのがホロホロチョウの卵です。 ザンビアのニワトリの卵は、日本のよりも黄味が白く、味も薄いです。 それに比べホロホロチョウの卵は、色も味も濃厚でした。



guineafowl
2009.12.13撮影
現地では、ハトを食用に飼育している人もいます。 ニワトリやホロホロチョウより美味しいそうです。 それで、どんなに美味しいのか気になって、知人に一羽譲ってもらいました(生きているうちに写真を撮りたかったのですが、守衛のボニフェスが勝手に絞めてしまい、こんな写真になってしまいました)。 トマト煮にしてもらって確かに美味しかったのですが、肉が少なく、物足りない感じでした。



eggs
2016.12.26撮影
トリではありませんが、トリの捕食者ということで登場です。 湖畔でよく見かけるナイルオオトカゲ(Nile Monitor)です。 たまに人家の近くまで来て、ニワトリを食べてしまうことがあるそうです。 現地では Water Monitor と呼んでいますが、それはアジアにいる別種ですよね。

ちなみに、日本隊のモリタさんのことを、現地の人は Monitor (オオトカゲ)さんと呼んでいました。 モタじゃなくてモタだよと正すと、なぜかとても驚いた顔をしていました。 名前の話のついでですが、他にもオオタさんは Otter(カワウソ)さん、ホリさんは Holy(神聖な人)さんと呼ばれていました。 Holy さんはカッコ良すぎですね。 私の名前(タカハシ)は長いし、似た単語がないので、なかなか覚えてもらえません。 ちょっと羨ましかったりします。



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